既望月を旅路の友として

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四国特急八種巡礼記 -巻03 NewFace四国特急、スキップで帰ろう-

どうも、ついに部屋のクーラーくんが動き出した既望路です

叩かないと動かないとかいう限界状態でしたが、今年だけは、今年だけはとこき使い続けた格安クーラーくん

 

耐用年数を迎えた今年がいよいよラストランですが、果たして半導体や樹脂が戻るが先下、来年の夏が来るが先か

いくら安いものとはいえ、流石にインバータは付いてるでしょ()

 

 

というわけで、四国編最終回、どうぞ

 

2018年3月12日

8:30 松山

ぐっともーにんぐ松山

旧塗装京都市電車によるお出迎えで朝からボディブローかまされる四国3日め

長らくお世話になった四国も、今日でいよいよ最終日です

 

朝食がてら松山駅構内のうどん屋で… かけそばですかね、これ そうだった気がします、はい、かけそばを頂きました美味しかったです、違ってたらごめんなさい(4年遅延の弊害

この時は買わずでしたが、ここのじゃこ天も美味しいので寄られた際は是非どうぞ

 

9:15 しおかぜ12号 松山→児島

本日のトップバッターはJR四国が21年の沈黙を破り生み出した新型車両、8600系

(え、もう登場から6年経ったんですか)

デザインがカッチョ良い

 

近未来感のある天井と温かみのある床、そして座席のアクセントがいい具合

 

乗るのは当然G車

こやつに揺られて、四国の旅ラストスパート

 

うみきれい

 

いやめっちゃ綺麗

 

今治や丸亀*1の辺りでは、造船用のクレーンがいっぱい

 

今治の北には日本三大急潮の一つとして数えられる来島海峡があり、古くから潮待ちの町*2として潮待ち中の船の修繕を行ってきたとか

今でも「日本最大の海事都市」として、造船、舶用工業、海運、海上保険等々、数々の海上産業が集まる都市で、造船業で日本最大のシェアを誇る今治造船*3も、ここ今治の会社

海運においても、北欧、香港、ギリシャに並び世界四大船首の一つに数えられているとか*4

 

そんな今治に訪れるのはもっともっと先のこと(

とりあえず今回は眺めるだけ

 

2.7日間お世話になった四国ともいよいよお別れ…

 

世界最長の併用橋を渡り、いよいよ本州へ!

ありがとう四国!!

 

児島に到着し、本州にただいま

特急しおかぜ号とはここでお別れです

(というのも、バースデーきっぷの効力が児島まで)

 

何かの団臨

 

さて、ここからは鈍行で岡山?それとも宇野線

 

12:03 快速マリンライナー27号

正解はマリンライナーでした

という訳で岡山へ…

 

い き ま せ ん

 

さ よ な ら 本 州

 3 0 分 ぶ り

 児 島 大 返 し

 

宇野に行くでもなく、岡山に行くでもなく、四国にUターン

ただ、マリンライナーで瀬戸大橋を渡りたかったがための往復芸でしたはい

オタクにフリーきっぷ与えた結果がこれだよっ!

 

そのマリンライナーの2階席からの前面展望

なんだか近未来チックでテンション上がりました

 

再び帰ってきました、始まりの地高松

ここでお昼ごはんタイム

頂いたのは香川名物のハマチ漬け丼

うどんだけじゃない、香川県

 

14:12 うすしお15号 高松→徳島

というわけで、まだもう一本だけ続くよ四国の旅

誰だジャンボフェリーとか言ったやつ

 

四国特急旅を飾るラストランナーは、初日にも乗った特急うずしお

わぁいうずしおあかりうずしおだいすき

 

こちらは徳島の藍染や瀬戸内の海を彷彿とさせる青

こいつで車体揺らしながら徳島めがけ走り抜けます

 

3日間お世話になった切符には、いろんな駅で押されたスタンプでいっぱい

香川でうどん食って、徳島ですだちのジュース飲んで、高知でかつお食って、愛媛で鯛食って、香川で今度はハマチ食べて…あれ特急乗った以外食ってばっかだわ

 

そんな人をダメにする四国特急グリーン車紀行もいよいよ終焉

ありがとう四国、ありがとうグリーン車、ありがとうたまたま3月が誕生日だった連れ

 

15:30 徳島

Q,徳島といえば

A,すd…徳島ラーメンですねっ!!

 

この濃いぃのがたまらんのですよ

ほら、チャーシューをスープにくぐらせて

ズルズルっと あぁうま…

 

夕方4時とかいう遅めのおやつみたいな時間に夕飯です

ええ、ここで食っとかないと、なんですよ

 

食後は駅周辺をぶらぶら散歩です

大丈夫、腹は痛くない

 

渋い気動車が並ぶ徳島駅

架線がないから撮りやすいですね

 

徳島駅の裏っ側にいた8620型

日立で産まれ、長岡を開けた後松山へ移動

徳島~小島松の往復運用を最後に、ここ徳島に眠ります

 

ハチロククロネコ

 

このSLが保存されている公園には、何やら"匂う"石壁が

 

そう、ここも立派な城跡

その名も徳島城です!

 

ちょうど徳島駅の裏側にある小さな山に築かれた平山城で、徳島特産の青みを帯びた石を積み上げた、野面積み*5の石垣が特徴的です

 

何やかんやあった戦国時代を経て、豊臣政権時には蜂須賀氏のお城に

一時は岡山後楽園に匹敵する庭園も構えられたとか

 

はい

藍染の着物がお美しや

ウィンドウに隠れて見えにくいですが、履物の石垣に所々桃色の石が混ざっているのもポイントが高いです*6こら太ももばっかり見ない

 

トレインビュー…は厳しい

 

奥2両はいいとして手前はどうした

四国の40はトイレが撤去されているので、その補填としての47-0がくっついていないとお便所クライシスになっちゃうですかね()

 

ぐるっと駅周辺を回って、バスロータリーへ

 

なんじゃいこの顔

お前もレインボーなんか…

 

18:04 徳島バス4系統 徳島駅前→沖洲・南海フェリー

さて、長かった四国旅もいよいよクライマックス

行き先からしてこの先の行程はもうご察しの通り(

(やっぱりフェリーじゃないか!)

 

18:55 南海フェリー 徳島港和歌山港

はい ぶれ…

フェリーつるぎ

総トン数2,486トンのお船で、2019年まで運行していたとか(時代

 

南海フェリー阿波野まいちゃんと、高野きららちゃんがお出迎え

これが本当のセーラー服っ!!Yesッッ!!(

 

ここにもあそこにもまいちゃんときららちゃん

素晴らしい

まいちゃんみくるビーム出して

 

 

nankai-ferry.co.jp

ちなみにですが、今回使用したのはこちらの「好きっぷ」

フェリー料金と南海和歌山港~難波の乗車券がセットで、フェリー正規料金と同じ2200円*7と超おトクなきっぷ

神戸~高松のスリルじゃ物足りないあなた、是非どうぞ( (

 

こちらは船内

頭上のライトがちょっとバブリー

 

のんびりくつろげるカーペットエリア

え、雑魚寝?何のことですか

 

遠くにポツポツ見える淡路島の光

 

この何とも言えぬ空間が好き過ぎて、結局ずっとデッキにいました(

 

徳島を出てはや二時間

終点の和歌山港に到着です

 

21:25 特急サザン64号 和歌山港新今宮

フェリーも鉄道も南海なので、丁度いい接続時間をもって出発

最後の奮発ということで、座席も指定席

 

22:30 新今宮

チャンチャカチャンチャカ響く接近メロに帰ってきたなぁと思わされる

そしてロングシート

 

23:00 京橋

ラストスパートッ

そして帰宅っ

オツしたっ!

 

 

そんなこんなで終わった四国旅行

今までの四国上陸は香川でうどん食ったぐらいでしたので、何気にちゃんと回ったのは初

今回はグリーン車三昧だったので、今度は鈍行修行やらないとですね()

 

500系EVAに始まり、223-5000、N2000、キハ185、2000、千年、8000、TSE、伊予灘、8600、5000、2600…

と、四国の特急列車(とグリーン車のある列車)に全部乗る企画でしたが、何とかこんな感じで達成することができました

(2700系?知らない車両ですね)*8

 

まあ、こんな豪華な企画は後にも先にも現状これっきりなんですけれどね()

 

 

四国という濃いメンツが揃った島

いろんな切符も出ていることもあり、結構いろんな楽しみかたがあると思います

これを読まれて、少しでも布教四国に興味を持っていただけたのであれば幸いです

 

第一回から約2ヶ月、今回もここまでお付き合いいただきありがとうございました

 

次回からはいよいよ5-6月の日常編っ…!!

と行きたいところですが、ここで残念なお知らせ

まだ18券が残っている

 

というわけで、まだもう少し続きます、春遠征😇

次回も楽しみにしていただければ幸いです

 

では、以上

 

*1:今治造船の造船所

*2:船を出すのに良い潮汐や潮の流れになるまで待ってる船が留まった港町

*3:世界規模でも5位(1-4位は中韓が総嘗めで今治造船は2020年でシェア率3%)

*4:スエズで挫傷した巨大貨物船のオーナーも今治の船首

*5:自然の石をほぼ加工せずそのまま積み上げた方式。割りと初期(織豊期とか)に建てられた城に多いとか

*6:阿波青石に混ざって阿波赤石と呼ばれる桃色の石が石垣に混ざってます

*7:乗った当時は2000円

*8:デビューは2019年