どうも、6億年ぶりにデザインをいじってた既望路です
HTML/CSSとかすっかり忘れていますね()
前回はわりとワチャワチャしてたので、今回はストイックに
え?どのへんが変わったって…? って、あぁっ見ないでっ!! "}" が改行されてたりされてなかったりするパッチワークソースコードをっ!!!
デザインはストイックでもコードはゴミ屋敷
ちゃんと勉強しようね、はい
(あ、関連記事のタイトルの文字色が白になってる…)
というわけで、四国遠征編二日目です
前回は前日入り*1していた高松から、徳島、高知を経て松山へ
途中観光列車に揺られ、優雅な時間を送りました
というわけで、二日目、どうぞ
2018年3月11日
8:40 松山
今日は松山からのスタート
伊予柑みたいな色したこいつは、窓が 日口日 になってる後期型
路面電車がいる町って好きです
朝は時間があったので、少し周辺散策
とりあえず伊予鉄名物のダイヤモンドクロッシングを見に行くことに
架線もクロッシング
ここのために高浜線だけ他の郊外線とは違いDC600Vなんだとか
オレンジの路面電車がオレンジの郊外電車を踏切待ち
この景色も全国でここだけに
せっかくなので動画も(写真撮りながらなのでぶれが酷いですが)
ジョイントが良い
バスもオレンジ
どこもかしこもオレンジだなおい
旧型と旧型がすれ違う、4年前の松山
奥の駅舎も旧型
おおおわぁっ
不意打ちでやってくるエンブレム掲げた老兵
こっちの塗装もいいもんで
こっちは老兵の顔したマッチ箱みたいなディーゼル
なんだかんだでキハ120のほうが古い
かつて松山を走っていた蒸気機関車*2を復元したレプリカ車で、動力こそはディーゼルですが、汽笛も再現されているなら、煙(尚水蒸気)もドラフト音(尚スピーカ)も出るという力の入れよう
\ポッポー/ pic.twitter.com/MPpMChqUTd
— 既望路 (@after_full_moon) 2018年3月11日
可愛い汽笛
クロスを堪能したあとは、京都市電と新車に煽られながら移動
あぁぁっ旧塗装京都市電っっ!!
10:15 松山城
やって来た先は一足早い花が咲く松山城
どっしりとした相貌が勇ましい
天守の創建は1852年と十二天守の中では一番新しい(先代は落雷で焼失)
1852年といえば黒船来航の前年、なんなら麓を走る伊予鉄と36年差しかないぐらい新しいお城(
(時代を限定しないなら、2004年にできた大洲城が一番最新?*3 )
というわけで、安土桃山時代から続く近世城郭の完成形ともされており、三大平山城*4の他、三大連立式平山*5にもランクイン
そんなかっちょいいお城ですが、現存天守ということもありお値段もそこそこ
今回は外見を拝むだけ
松山城でソフトクリームを頂く pic.twitter.com/XeGv79Sls1
— 既望路 (@after_full_moon) 2018年3月11日
伊予柑のソフト
横っちょのジェルとの組み合わせがいい塩梅
もちろんお城のゲームの方でも実装済み
温泉超大好き、なんなら計略(スキル)も温泉
あぁ^~石垣^~
どの角度から見ても見応え満点の松山城
また来たいもので
あ^~クソデカ石垣^~(もういい
11:45 古町駅
松山城を発ち、お次は古町駅へ
車庫には京王のお古が旧塗装のまま眠っていました
あっちにも旧塗装
京王5000系の方ですかね?
何やら怪しい二軸車
(110年以上前に製造されたハ31が構内で眠るという話もありますが…)
50形と京都市電
50形は発注先のナニワ工機が、当時制作中の京都市電800形を伊予鉄仕様に変更した派生モデル
2000形も600形から連綿と受け継がれてきた京都市電スタイル*6の最終形態と、なんだかんだで遠い親戚のようなもの
ズバズバっとぶった切ったのが郊外線の高浜線
その高浜線の先が市内線と繋がっているのを見ると、ロマン感じますね( *7
戻ってきました、松山駅
2階が百均とか三国ヶ丘かよ
さて、一日松山観光回とはいかず、今日もちゃんと乗ります
12:27 宇和海13号 松山→宇和島
やって来たのは平成初期感満載の列車
2000系の先行試作車です
このブラックフェイスがかっこいい…
TSE ロゴもいい
さっそく乗車
引退まで一週間切ってたこともあり、まあまあの乗車率でした
何気に221系と同じ年に受賞
窓もちょいオシャレ
試験性の高い車両だったので、計画がコケたとき用に観光列車としての設備も併せ持っていたとかなんとか
予讃線を快走
沿線撮り鉄だらけなのはご察し
終点の宇和島に到着
お昼ごはんを食べるために、少し散策します
街の向こうから宇和島城がチラ見え
しれっと建っていますが、あちらも現存十二天守の一つ
愛媛は何気に日本で唯一複数の現存天守が残る都道府県だったりします
どんなお城かと言われば、こんなお城
うん、可愛い
少しだけ紹介すると、攻撃型の平山/水大砲で、気さえなんとかなれば射程内全城娘有効の攻撃・防御バフに加え、計略で更に射程を伸ばせる優秀な城娘です。さすが星7(違うそうじゃない
宇和島から歩いて15分、港沿いの道の駅でお昼ごはん
こちらは宇和島名物の鯛めし
トゥルンとした鯛の甘みが食欲を唆る唆る
14:56 宇和海20号 宇和島→八幡浜
もう少しゆっくり宇和島散策ができればよかったのですが、時間の都合上飯食っただけ
(TSEにとアレに合わせるとそうなっちゃう)
30分ほどで八幡浜に到着
みかん掲げてる鯛の大漁旗が超いい
なんだか留萌を思い出す
駅には大量の大漁旗
ここ八幡浜は、四季折々の魚が水揚げされる良港で、四国随一の魚市場もあります
いいですねぇこういうの
駅前
錆びたネオンのタクシー会社の看板がなんかエモい
ここから八幡浜散策~と行きたいところですが、次の列車がもうやって来る
16:06 伊予灘ものがたり 道後編
そう、お次に乗るのは初代伊予灘ものがたりです
誰だ宇和島運輸とか言ったやつ
何気にろくな車内の写真が無いのがアレですが、こちらもまんなか千年と同様、落ち着いた感じのインテリアになっています


あの冷たい銀色の扉も驚くほど細部まで丁寧にリニューアル
塗装かと思ったら全然違った
なお足元は見慣れた47デッキ(
そんなこんなで出発(明らか一部終盤に撮った写真があったのは内緒)
初っ端から泣くやんこんなん
シロップとか入ってる箱
座席にあった箱にこんなギミックが隠されていたらもう興奮するしか無い
長いトンネルを抜けると伊予の小京都こと大洲
もともとの天守は老朽化のため1888年に解体されましたが、2004年に当時と同じ技法で忠実に復元されました*8
(全長19.1mオール木造と本来なら建築基準法に十分引っかかる規模ですが、大洲市による長年の説得により保存建築物としての建設が認められたとか)
天守と台所櫓を結んだ側の渡り櫓(雑に言うとL字の長い方)を川沿いに面することで、川をゆく人に威厳たっぷりの姿を見せられるという工夫が凝らされた配置
その勇ましい姿は、こうして列車で川を渡る列車からでも望むことができます
もちろん(ry*9
で、話を戻して
お城の広場には、お見送りで旗を振ってくれている人がたくさん
こちらもめいっぱい、大きく手を振り返します
届いていたらいいですね
右を見ても、左を見ても、いたるところでお見送り
それがなんだか楽しくって、ずっと手振ってた
まんなか千年に続き、こちらでもおスイーツ
ゆったりとしたジャズと暖かな射陽
のどかな時間の中でコーヒーをすすり、ケーキを頂き、また手を振る
素敵な時間です、ほんと
まもなくして列車は下灘駅へ
海沿いのポツンとしたホームがなんとも哀愁唆る駅ですが、入線時から何故かホームはごった返し
Theインスタ☆映えな人たちと、駅前には大量の路駐
なるほど、把握(
静寂とは程遠い状況でしたが、景色だけはなんともエモーショナル
これもまた、いまではひとつの"ものがたり"
天気にも恵まれ、まるで伊予灘ものがたりのロゴのような夕日を眺めながら、列車は終点を目指します
ホワイトデーが近いということで、金平糖のプレゼント
嬉しいサプライズ
よくよく見てみると、車内にちょこんと雛人形
夏には夏の、秋には秋の、冬には冬のおもてなしがあるのですかね
途中駅ではネコチャンもお見送り
八幡浜で盛大に見送られ、途中駅、沿線の店舗、大洲城、沿線の撮り鉄、線路沿いの家、たまたま付近を歩いていた人
終始たくさんの人たちからのお見送りを受けました
そんなたくさんの歓待を受けながら、列車はいよいよ終点、松山へ
たくさんの"ものがたり"
ありがとうございました
松山と宇和島を一往復しただけですが、それでもなんだか胸はいっぱい
19:00 松山
今日もまた道後温泉へ
道後温泉には3つの温泉があり、昨日入った「本館」の他、地元客で賑わう「椿の湯」、飛鳥時代をイメージした「飛鳥乃湯」があります*10
今回はその椿の湯にやってきました
(写真は飛鳥乃湯とかいう詐欺*11 )
源泉は同じですが、やはりインテリアが変わると気持ちもぐっと変わるもので
変わらずいいお湯でした…
にしてもブルリ多いなぁ松山
(今はどうなってんでしょうね)
Q.ここはどこ
A.観覧車
Q.なんで乗ってるの
A.伊予鉄の乗車券見せたら一回タダで乗れるから
というわけで野郎一人、夜の観覧車でキャッキャウフフしてました(
なんて会話もなく、だらだらと松山の夜景を眺めながら一周してきました
寂しくなんて無いよ!
夕飯は適当にラーメン
たまにはこういう普通の飯も(伊予灘と温泉で満足しちゃった)
そんなこんなで二日目が終わりです
ぶっちゃけ松山観光して、宇和島往復して、松山観光、な一日でしたがとても有意義な時間がおくれました
四国の観光列車はやっぱり、西や九州とは違った「おもてなし」がやっぱり印象深いですね…
(東はばん物ぐらいしかない)
土佐の夜明けはじめ、二代目伊予灘など、まだまだ観光列車はいるのでまた機会見つけて乗ってみたいものです…
何があるか聞けば、十人中九人は「みかん」と答えそうな松山ですが、行ってみるとお城に温泉、路面電車、きれいな海に海の幸と魅力満点の場所です…
(在来線がキツイというそこのあなたにはこの、大阪から出てる夜行フェリーをお見舞いしましょう)
次回はいよいよ最終回
四国離脱のときは、すぐそこまで迫っています…
次回も早めの更新ができればいいのですが、いい加減終末の行程を詰めていかないと(まだ地酒しか調べていない)
珍しく筆が乗りついつい書きすぎてしまい、気がつけば5000字突破
次回も字数はともかく、楽しんでいただけるような記事が書ければと思います
では、以上
*2:何気に伊予鉄は南海に次ぐ歴史を持つ、日本で二番目に古い私鉄で、開業当初は海外から汽車を輸入して走らせていた
*3:当時の技術で建てられた忠実な木造天守。鉄筋コンの模擬天守なら2018年の尼崎城が最新でしょうか
*4:姫路、松山、津山
*5:姫路、松山、和歌山。姫路城強いなおい
*6:丸っこい流線型の顔に、傾斜の入った窓と額に掲げたれた方向幕等々、600形、1000形、800形、900形、700形、2000形と続くデザイン
*7:突如道後温泉に乗り込む元京王3000系っ!!ギャシャァァァァッッッッ
*8:解体前の写真や木組み模型などが残っていたため、往年の姿への再現に至りました
*9:平山/水の槌。回復計略が優秀で、歌舞伎じゃ回復が届かん場所とかに効く。和風メイドさんなのは、重文指定かつ他では姫路城ぐらいでしか見られない台所櫓(文字通り台所機能を備えた櫓)を擁するためか。
*10:道後温泉の歴史は古く、記紀にも登場するほど。かの聖徳太子も湯治に訪れたという記録が伊予国風土記の逸文(釈日本記等)に残されています
*11:そして上にいるのはシラサギ(蹴