どうも、途端にやってきた寒さに連休中のお掃除で仕舞ったストーブをまた引っ張り出してきた既望路です
お前にはまだやってもらうことがあるんだよグヘヘヘ
前回は四国上陸編
今回から本番です
では、どうぞ
2018年3月10日
午前6時40分
オタクの朝は早い
明け切らぬ眠気抱え、高松駅に向かって歩いていきます
改札をくぐると何やら怪しいニオイを醸す列車ーー
いかにも四国産まれ感出しても騙されないぞっ…!!
さてはクモロ165だなテメー
まあまあ、そんな今ではすっかり貴重なお写真ではありますが、この日乗ったのはこいつではありません
そう、今回は(10割連れのお陰で)特急列車が乗り放題なのです
なので、朝一からリッチに特急列車でビュンといきます
(何が過去帳入りするかわからんご時世)
半室指定ならぬ半席指定
7:05 うずしお1号 高松→徳島
屋島を望みながらいざ、徳島へ
瀬戸内(ギリ)を横に列車は峠を抜け、車窓に一面の空を写しながら*1徳島方面へ
8:14 徳島
特急に揺られること約1時間
終点の気動車ランド徳島に到着です
少し時間があるので、外をぶらついてみる
列車もそうですが、後ろのそごうも何気に過去帳入りしたらしいので改めて時の流れの恐ろしさを感じています(
9:03 剣山3号 徳島→阿波池田
四国の水色・白のツートン好き
(特にキハ181)
こっち側は剣山・むろと仕様の塗装
早速車内へ
こちらもお得意のハーフハーフ
徳島の土産やで買ったおやつをお供に、吉野川の川沿いをゆく
こうやってお金がどんどん消えていく
普通列車やんけ
三大暴れ川の一つ、吉野川
今でこそダラダラと気持ち蛇行しながら河口に注ぐ大河ですが、かつては北へ南へとブイブイ蛇行運転して、それなりに洪水被害も引き起こしていたそうで
終点阿波池田に到着
10:20 南風3号 阿波池田→高知
阿波池田からは南風号に乗り換え、高知方面へ
パンマンの面に中間車の妻面ぶち込む安心と信頼の光景
そして御座席の方というと、なんとまあフカフカなことでしょう
それもそのはず、この御座席がグリーン車なのです
バースデイきっぷはバースデイきっぷでも、今回購入したのはグリーン車タイプ
財布の野口も翼を生やし、四国ワープという空へ羽ばたいてゆきました
吉野川の清流を横に、列車は右へ左へ大きく傾きながら山中快走
そこそこ水深あるのにめちゃんこ透明でビビった
一応先頭の座席ではありますが、謎に先頭部分にデッキがあるので前面展望は厳しい
見た目はパノラマグリーンって感じなんですけれどね…()
えんやで😌
11:30、高知に初上陸
せっかくなので、少し土佐電
ご注文は
高知といえばはりまや橋が有名ですが、さて、どこにあるのやら( *3
同じ車体でも塗装で雰囲気変わるので、旅先のバスも中々見ごたえある
車両がパンタ載せて走ってるのかパンタが車両つけて走ってるのかわかんねぇなもう
一時の近鉄を彷彿とさせる塗装でよい
超かわいいのいた
ローカルパチ屋の公告で結構力入っていたみたいですが既に破産して痛電も過去帳入り…
写真は別のイラストレータさんラッピングですが、結構色んなイラストがあったそうで
残念()
せっかく来たので、高知城をチラ見(ほんとにチラ見する時間しかなかった)
高知城は現存12天守の一つですが、同時に現存4御殿の一つでもあります
そのため、天守と御殿が残る城では日本唯一、更に本丸の構造物がそのまま残る城としても日本唯一のお城です
だったら本丸観に行けよって話ですが、生憎時間がない
気持ち南国
久留米と緯度そんな変わらん
土佐三志士像
坂本龍馬や中岡慎太郎はともかく、奥の武市半平太は誰じゃいと思いましたが、土佐勤労党を結成し、土佐藩を尊王攘夷派に転換させた人物とか
またじっくり見て回りたいもので
13:13 南風16号 高知→大歩危
こんどはパンマンじゃない南風号で再び土讃線を北へ
お昼ごはんはカツオのたたきのお弁当
柚子の風味が香ってとてもよい
全然終点でもなんでもないですがここで降車
決してボケたわけじゃないですし、大ボケ野郎でもないです
ではなにゆえ大歩危に
それがこちら
「四国まんなか千年ものがたり」です
伊予灘ものがたりに続くものがたりシリーズ第二弾で*4、渓谷が人気の大歩危と、金比羅山門前町の琴平(のちょっと先の多度津)を結ぶ観光列車です
車内はご覧の感じ
ほのかに灯る明かりがいい感じの雰囲気を醸し出してくれます
(某岡デザインとは違い、こちらは落ち着きのある印象)
全席グリーン車指定かつ窓口限定販売と少し強気な条件ですが、それ相応のサービスと雰囲気と客層を提供してくれます
14:20 四国まんなか千年ものがたり しあわせの郷紀行 大歩危→多度津
そんなまんなか千年に揺られ、大歩危駅を出発~
序盤の見どころは何と言っても、山紫水明の流れが美しい大歩危小歩危の渓谷
(行きにも見たとか言わない)
5万回ぐらい言った気もしますが、水超綺麗
5000円超えの料理なんてとても手が出せませんがせっかくなのでケーキを頂きました
ゆったりとしたBGMと風光明媚な景色を堪能しながらしばき倒すおコーヒーとおケーキはとても格別でございましてよオホホホ
心地よい音楽に身を包み、まろやかなコーヒーをそっと啜る
— 既望路 (@after_full_moon) 2018年3月10日
ここは列車?
いいえ、楽園です pic.twitter.com/JsWCNKZKIb
ちなみにトンネルがやたらと大いこの区間ですが、この列車はそれを逆手に取り、トンネルの中だからこそ感じ取れる温かみのあるインテリアになっています
そのため、外では景色を、トンネルでは車内を、と両方をいい感じに楽しめるようになっていました
こちらは四国屈指の妖怪伝説の地、三好市山城町にある阿波川口駅
様々なたぬきの被り物が出迎えてくれる、にぎやかな駅です
再び川沿いへ
だんだんと川が広くなってきました
こちらは坪尻駅
まんなか千年ではしばらくこの駅を散策することができます
(散策するほど周囲になにかあるわけでもない)
謎の寄進
坪尻を出て、列車は讃岐平野へ
外はすっかり夕暮れ模様
琴平に停車
今はなき岡山行きの列車が射陽の中、静かに*5発車を待っていました
まんなか千年専用ラウンジで少しくつろぎ、ぶらっと外へ
三角屋根が可愛いオシャレな駅舎


なんでもありかい
大体の乗客は琴平で降車
こんぴら温泉でゆっくりするのでしょうか
にしてもおしゃれな空間
名物の灸まんを仕入れ、終点駅までラストスパート
車窓には灸まん讃岐富士こと飯野山も見えます
弘法大師三大令嬢*6が一つ善通寺を抜け、列車はいよいよ終点多度津へ
現在に至るまで色々な観光列車に乗ってきましたが、現状ではやっぱりまんなか千年が一番良かったなぁという印象を受けます
終始ゆったりしたBGMの中、おコーヒーを啜り、沿線の方々の歓待を受けながら、ゆっくりゆったりと過ごす一時
目立った見どころは(ほかと比べて)少なめですが、やはりインテリア等はかなり上質
予約が厄介と少々手間がかかりますが、乗って損はない車両だと思います
たくさんの“ものがたり”をありがとう pic.twitter.com/GsGfdxdBnU
— 既望路 (@after_full_moon) 2018年3月10日
また乗りたい
17:25 しおかぜ19号 多度津→松山
こっからはしおかぜで
ずっと図鑑とかで見てた車両についに乗車
やっとかといった感じ
座席は勿論グリーンです pic.twitter.com/zwCJYmxo93
— 既望路 (@after_full_moon) 2018年3月10日
すっかり虜
海
さんせっとおーしゃん
夕景に凪ぐ瀬戸内でした
こちら洗面所
なんかバブリー
松山につく頃にはすっかり夜
駅舎しょぼいとか言わない
何気に一日で四国4県の県庁所在地駅制覇ですね
松山が一番駅舎しょぼいとか言わない
ここからは伊予鉄でぶらぶら
何気に今は亡き前期型の50形*7
ああぁぁぁぁっ京都市電っっっ!!!
こやつは京都市電のラッシュ対策として登場した、朝夕は連結・昼はワンマン運転の両方が可能な京都市電2000形
京都市電最後の新造車で、一時はモリモリとラッシュを捌いていましたが、乗客数減少の中、連結運転廃止の後はその特殊な仕様が厄介となり、市電消滅を前にして全車引退となりました
ですが、比較的新しいということもあり、6両中5両が伊予鉄に譲渡、残る1両は梅小路で静態保存となっています
こちら道後温泉付近の商店街
観光客いっぱい
お夕飯は、愛媛の郷土料理松山鮓
漱石や子規も恋した料理だとか
こちら道後温泉
日本三古湯の一つで、日本書紀にも登場する歴史の古い温泉
この本館も120年以上の歴史を持つ建物で、重文指定を受けています
(なんかインスタ映えスポットになってた)
良いお湯でした
(らくれんは愛媛に本社を置く、四国乳業のブランド)
こうして四国遠征の一日目が幕を閉じました
気がつけばストーブがいた場所も扇風機が首振ってる季節に
時間が空くたびにチビチビ更新を続けていましたが、気がつけば前回の更新からはや一ヶ月
そりゃ一日2-3行しか書かなきゃそうなるわ
モチベが上がったり下がったり下がったり下がったりの日々ですが、次回も何とかお届けできればなぁと一応思ってはいます
では以上