既望月を旅路の友として

ブログという名の備忘録(URL整理中…)

北の大地へ遥々、晩夏の18遠征 ~02 踊るイカと、疑洋風への誘い~

どうも、年が明けたにもかかわらず「20-01-09」の名前でフォルダを作成していた既望路です

 

きっと21になれる頃には、22年になっているのでしょう

 

というわけで、今回も更新の方を進めてまいります

 

 

hesitant-moon.hatenablog.com

 

前回は夜行バスで東京に上陸し、はやてで盛岡まで北上

八戸まで上がった後は久慈の方へ寄り道し、キハ40成分を補給

日が暮れ始めたあたりで遂に北海道に上陸

夜の函館で海眺めたりハンバーガー食べたりしてました

 

 

今回はその続き

では、どうぞ

 2017年9月7日

 目が覚めると、昨晩はよく見えなかった函館の町が見えました

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164415j:plain

函館駅にいる列車たち

気動車特有の堂々たる変態混結

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164420j:plain

遠くに見える鋭い山が渡島駒ヶ岳

詳細は後ほど

 

荷物をまとめ、いざ朝食へ

 

 活きの良いイカが泳いでいますね

 

函館に来たからには海鮮を頂きたいところ…

 

 というわけでドン

 

*1ぶった切られたイカがズドンと乗った海鮮丼

その名も「活きイカ踊り丼」

 

活きのいいイカなのはわかりますが、どのあたりが「踊り」なのか

その答えは、醤油にある・・・

 

 揺らせ!激しくHeart Beat!君のEmotion!

 

ぶった切りのイカに醤油をかけると、まるでネオンの中で泳ぐ熱帯魚のように踊りだすではありませんか(無茶苦茶)

 

この「貴様、その状態でまだ生きていたというのか」という状態のイカに齧り付くのが、この丼の醍醐味

 

 何言っているのかちょっとわかりませんが、美味かったのは確かです

 

噛み切るの大変でしたが、言えば切ってくれるそうで

 

函館散策と疑洋風建築の誘い

f:id:Hesitant_moon:20210111164429j:plain

朝からイカと戯れたところで、ぶらり函館市電

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164435j:plain

函館市電の鉄むす、松風かれん

こういう部分で活用されている鉄道会社好き

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164439j:plain

どの変かは忘れましたが、どっかそのへんで降車(適当)

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164444j:plain

ここから乗るのはイカラ號

 

 切符欲しさに1日乗車券持っているにも関わらず、車内で購入するオタク

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164455j:plain

成宗鉄道(→成田鉄道)、函館市電10形、ササラ電車を経て、観光用に生まれ変わったハイカラ號

車内の洒落た装飾に、ハイカラ感を感じます(ハイカラ感#とは)

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164500j:plain

終点の函館どつくに到着

 

停留所名は、函館の造船メーカーである「函館どつく」に由来するそうで

なので、別に「函館しばく」や「函館いてこましたろかワレ」なんて物騒な停留所名が他にあるわけでもない

 

ここからしばらく周辺散策

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164519j:plain

きれいなコスモス

9月の頭ですが、北海道はもう秋色に染まりつつあります

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164512j:plain

きれいなアサガオ

北海道とは言え、まだまだ夏です

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164506j:plain

きれいなアジサイ

ここは一体何月なんですかね…

 

さすが北海道、開花時期も本州とは違ってくるそうで

(アジサイは2ヶ月ぐらい遅れての開花だそうで)

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164524j:plain

レンガ造りの塀に囲まれた曹洞宗のお寺、高龍寺

函館では火事が多かったので、それに備えての煉瓦塀だそうで

京都では中々見かけない気もしますねぇ

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164528j:plain

海を望む場所に作られた外国人墓地

日本にやってきて、日本で亡くなった外国人を中心に祀る墓地

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164540j:plain

プロテスタントカトリック、ロシア人、中国人の4つのエリアに分かれています

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164547j:plain

浄土宗 称名寺

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164552j:plain

日蓮宗 実行寺

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164557j:plain

真宗大谷派 函館別院

 

このあたりはお寺がやたら多い気がしますね

函館別院以外は、幕末時に仮領事館として利用されたりと結構歴史も深い

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164603j:plain

函館もそこそこ坂が多い

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164608j:plain

旧ロシア領事館

 

f:id:Hesitant_moon:20210111185520j:plain

レンガ造りでいながら玄関上部に唐破風*2が設けられるなど、中々お茶目な見た目

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164613j:plain

船見公園より望む函館港

五稜郭のタワーも見えますね

 

 オタク

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164618j:plain

「旧函館区公会堂」

坂を上がると、なんとも瀟洒な建物が

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164628j:plain

一見ばちばちの洋風建築なのに、屋根は瓦葺き、外壁はペンキ塗りの下見板*3

それでいながらテラスや、屋根窓など洋風要素も孕んでいるという、和洋折衷な建築物

(親に向かって何だその唐草模様の妻壁は!!!)

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164623j:plain

ほら、この頭部が飾られた円柱とかチートよ

ここで、なにかイケない沼に射抜かれたような、そんな感じがしました

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164638j:plain

「相馬株式会社社屋」

坂を降りると、こちらにも危険な建物が

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164643j:plain

市電も通るので、いい感じのスポットですねここ

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164648j:plain

まさしく和洋折衷と言わんばかりの洒落た外観

このよくわからん渦巻もなんかいい

 

 

坂の下まで降りてきたので、そのまま港の方へ

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164653j:plain

海自の掃海艇と海保の巡視船

手前の掃海艇ながしまは、2020年で除籍になったそうで

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164658j:plain

函館どつくの辺り

せっせと船舶を作っている最中みたいですね

 

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164703j:plain

あちらには摩周丸

青函連絡船はロマン

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164713j:plain

金森赤レンガ倉庫の辺り

夜に行くとエモい

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164719j:plain

こうやって港をぶらぶら歩くのもいい

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164736j:plain

散策を終え、再び路面電車に乗車
鉄むす良い

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164741j:plain

やって来たのは車庫

飯以外はほとんどいきあたりばったり

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164746j:plain

いっぱい寝てますね

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164752j:plain
f:id:Hesitant_moon:20210111164757j:plain

函館市電も鉄むすが出たのは結構前ですが、それでもこうしてポスター等に活用されているのは嬉しいもの

 

 

まさかの過去のスタンプラリーのスタンプがあったので、しれっと回収(

 

f:id:Hesitant_moon:20210111164809j:plain

4時間たっぷり散策して、函館駅

ここから、函館に別れを告げ次なる目的地へ向かいます

 

 

 

というわけで、今回はここまでとさせていただきます

何だかんだで後半は筆が少し乗ったような、そうでもないような

 

このペースで行けば北海道から帰ってくることには春になってる気もしますが、まあ、それもいつもどおりのことでしょう

 

気が向けば続きもお送りできることでしょう

では、以上

*1:厳密にはあそこが胴体ですが

*2:神社とか城郭でよくみる飾り

*3:段々の付いた、板の外壁