どうも、あと一週間で夏休みが終わってしまう既望路です
平成最後の夏、不思議な美少女に連れられて異世界を散策することもなければ、合宿で美少女と二人川遊びをすることもありませんでした
まあ、例年の如く27℃に設定したクーラーの唸る部屋の真ん中で、古本屋で買った108円の漫画本をパラパラめくるようなありふれた夏を過ごしておりました
といっても、一切何もなかったわけでもありません
前回冒頭で触れました大遠征の他にも、小旅行がいくつか
207系好き、メープル君、ことかえでんでん君がお盆で帰阪していたので、223系好きも合わせた(たまたま暇だった)3人でレンタカーを借りてドライブへ
同年代の友人達が免許を持つようになったので、行動範囲が増えました
(無免の私は助手席で撮影係に徹していましたが)
行き先は「琵琶湖沿いに走れる道路があるから行ってみるか」という理由で滋賀へ
元々、私が自転車で行こうとしたルートだったりもします
湖西道路を軽快に飛ばすインプレッサ、1XXkm/hぐらい出てたんじゃないかな
そしてこちらは高校の友人とその友人たち(要は他人)と一緒に、兵庫と鳥取の県境まで魚釣り
(こいつの名前忘れた)
初の海釣り、魚の餌レベルのアジと、浅瀬で遊んでいたキス達を南無三
こちらもドライブ形式となりました
(唯一の免許持ちが故、モンスター片手に往復の運転を強いられるドライバー)
山陰の星が綺麗だったというのもあるのですが、手持ち(1/2秒)で星空が撮れたことに驚き(ISO51000ぐらいあるので、流石にザラつきますが)
適当な棒の上において2秒開放(IOS10000)
きれいに写りますねぇ
早く免許取りたいなと思える夏でした
(そして美少女を助手席に、夕暮れ時の海岸線を走るんだ)
あとカメラ買ってよかった
というわけで本題へ移りましょう
前回はなみはや大橋を渡って鶴浜まで行った後、大正~天王寺を走り再び難波まで帰ってまた天王寺まで来たところですね
こんどこそ最終回にしてみせましょう、環状線一周旅
では、どうぞ
天王寺駅
久々に撮った桜の写真 with あべのハルカス
(一気に写真の質落ちた)
ここからは点々と駅だけめぐり帰っていきます
(三光神社など真田幸村縁の地を巡る予定でしたが、流石に遅いのでパス)
寺田町駅
寺田町駅
天王寺駅のすぐそこにあり、駅名の由来は地名より
地名の由来は天王寺駅北にある四天王寺の持つ田んぼ、寺田があったことから
この辺りは… 特になにもないんですよね
あるとすれば、2015年に駅の工事をしていたら古い駅名標が壁の中から出てきたというニュースがありましたね
駅名標というか、壁に直接書かれたものですが
壁自体は戦前に、文字は戦後に書き直されたものだそうで
今ではもっと綺麗に保存されています
駅メロは大阪で活動をしているヒップホップグループ韻シストの「Life Goes On」
大阪環状線改造プロジェクトのために作曲された曲で、「新しい環状線、次の大阪へ走り出す」をイメージした曲だそうで
動画は大阪環状線のプロモPV
PVは大阪駅をスタートし、時計回りで回っていきます
(今旅行とは逆周りですね)
福島駅の夢想花と同じような選曲理由ですが、まあ大きな駅のすぐ隣なので仕方がない
桃谷駅
ええ、言ったとおり駅の紹介だけですよ
(とくに写真も撮っていないので)
この地区には元々桃畑が広がっていて、そのことから桃山と呼ばれ駅名も桃山駅になりました
1905年に奈良鉄道が関西鉄道に併合され、奈良線(現:JR奈良線)の桃山駅と名前が被ることから桃谷駅に変更したそうで
(そんな理由で良いのか)
大阪出身で桃谷にゆかりのある河島英五の代表曲だそうで
桃谷には日本最大のコリアタウン、生野コリアタウンがありますが、正直桃谷と鶴橋の間辺りにあるのと、鶴橋の印象が強いので鶴橋に回します
鶴橋駅
もう駅舎の写真でもなくなってきたぞ
この字面でお腹が減ってくる
そんな、鶴橋は日本最大のコリアタウン、生野コリアタウンがあることで有名です
(さっき聞いた)
その歴史は仁徳天皇の時代(古墳時代?)にやってきた渡来人達がここに住み着いたことに始まります
主に百済からの渡来人が多かったため始めは百済群という地名で呼ばれていたそうですが、この渡来人はブタを飼育する技術を持っていたため、猪*1飼野とのちに呼ばれるようになったそうで
で、この渡来人は他にもたくさんの優れた技術を持っており、文献上での日本最古の橋「猪甘津橋」を架けたりもしました
この橋が江戸時代には「つるの橋」(当時はこの辺りにたくさん鶴が来たそうで)と呼ばれ、現在の鶴橋の地名の由来となります
そんな渡来人が住まう地に本格的に韓国人がやってきたのは1910年の韓国併合後に、朝鮮半島の南に位置する済州島と大阪を結ぶ船「君が代丸」の就航後
働き口を求めて多くの韓国人が大阪に渡り、この鶴橋に集まりました
1945年の敗戦後に一旦は済州島に帰るも、済州島四・三事件で再び鶴橋へ避難
これ以来、本格的に鶴橋に韓国人コミュニティが形成されるようになりました
要約
「渡来人がここに集まって橋とか作ってくれた。韓国併合後は済州島からたくさんの朝鮮人が流れてきてここに住んでる。」
そんな韓国人とゆかりの深い土地なので、駅周辺には韓国料理屋や焼肉屋が多く点在しています
特に、焼き肉に関しては「列車の扉が開けば焼き肉の匂いが車内に漂う」と言われるほど(特に近鉄)
鶴橋といえば焼き肉
とまあ、焼き肉のイメージが強い鶴橋駅の発メロも、桂雀三郎withまんぷくブラザーズの「ヨーデル食べ放題」
焼き肉は白飯片手に挑む派です
この鶴橋駅は環状線のみならず、近鉄大阪線と奈良線、地下鉄千日前線とも接続しています
近鉄乗換駅ということもあり、環状線では大阪、天王寺、京橋に次ぐ乗車人数の多さほ誇ります
(近鉄側も大阪阿部野橋に次ぐ2位、標準軌線に限れば1位です)
また、この辺りでは珍しく、環状線のホームから直接近鉄のホームへ抜ける改札が真ん中に堂々と鎮座しています
(そのため、出口と間違えて近鉄ホームに入る人が後を絶たないとか)
この鶴橋駅の近くには「大阪鶴橋鮮魚卸売市場」がありそこへは毎朝、伊勢湾で捕れたピチピチの魚達が鮮魚列車に揺られやってきます
黒門市場と並び、大阪の食の宝庫とされています
そんなもんですかね
JRは環状線しか接続していませんが、近鉄がやってくるということもあり、かなり人の多い駅となっております
玉造駅
永遠と解説だけが続きます、生きてます?
玉造駅
駅名は地域名に由来、地域名は古墳時代に勾玉(まがたま)などを制作する部門である、玉造部が置かれたことに由来します
キリスト教布教の拠点だったため教会やミッション系の学校が多いほか、真田丸跡地や三光神社など真田幸村縁の地ともなっております
そんな場所に建つ玉造駅には大阪環状線のほか、地下鉄長堀鶴見緑地線が乗り入れています
(駅は若干離れているので歩く必要あり)
発メロは駅となりに位置する「ビエラ玉造」の窓を音階に見立てた時に出てくる「メリーさんの羊」
(このひつじ弾幕打ってくるぞ)
曲よりもビエラ玉造の窓の写真よこさんかい、という方が大半でしょうから載せておきましょう
さっきのPVのスクショより
この103系を模した建物の窓を音階に直すと「メリーさんの羊」になるそうで
(楽譜読めんからさっぱり)
このビエラ玉造にはセブンイレブンや近鉄傘下のスーパー、2階部分には保育園もある商業施設です
(このバラバラの窓が保育園の窓だそうで)
森ノ宮駅
なぜこんな申し訳程度の入り口の写真しか無かったのか
森ノ宮駅
駅名は地名に由来
豊臣秀吉の大阪城築城以前はこの付近に「生國魂神社」*2が建っており、その神社の森が「難波森(なにわのもり)」と呼ばれていました。
後に新羅より持ち帰られたカササギがこの森で飼育され「鵲森(かささぎのもり)」と呼ばれるようになりました
この鵲森に聖徳太子が建てた神社が「鵲森宮(かささぎのもりのみや)」で、この神社が「もりのみや」と呼ばれていたことからこの地が「森ノ宮」と呼ばれるようになりました
この辺りになるとビジネス街が徐々に見えてき、周辺には医療関係の施設も集まっています
駅前の交差点を跨げば大阪城の玉造口がある他、西には難波宮跡地が広がっています
この森ノ宮駅には大阪環状線の他に、地下鉄長堀鶴見緑地線が乗り入れています
(というか玉造からずっと並走してます)
京橋駅からでも鶴見緑地線に乗り換えできるのですが、学研都市線側の改札から乗り換えると7分ぐらいかかるので、森ノ宮まで行って乗り換えることもしばしば
(朝は人多いので長距離は避けたい)
JR森ノ宮駅は大阪環状線改造プロジェクトの一環で、壁面が緑で覆われたり、床が木目になったりと「森」をイメージしたデザインとなっています
そのため、発メロ「森のくまさん」となっております
選ぶの適当になってきたなおい
「すたこらさっさーのーさー」のメロディと共に長堀鶴見緑地線からの乗り換え客が駆け込み乗車する光景はもはや名物
ここから少し大阪城公園の方へ寄り道
朝走っていた辺りをもう一度ぶらぶら
青くライトアップされた大阪城が妖しくも美しい
世界糖尿病デーの一環だそうで
これを最後にカメラが力尽きました
大阪城公園駅
もう名前写ってたら何でもいい
大阪城公園の最寄り駅で、眼の前に位置しています
大阪城へ行く人で賑わうほか、大阪城ホールでライブ等があるときも賑わいます
駅名の由来は言わずもがなのこと
発メロは「法螺貝」
何でもあり
えぇー まことに「ぶおおー」と響くだけでしてー
それを聞きつけた乗客一気に列車へ駆け込むのものですから面白いもので
1983年に大阪築城400まつりと大阪城博覧会の開催に合わせて開業した駅で、駅そのものの開業としては環状線内で一番新しい開業となります
大阪城の北を流れる大川と寝屋川を超えれば…
京橋駅ふたたび
15時間前に出発した京橋駅に到着です
(6時半とは人の多さがぜんぜん違う)
これにて、環状線一周旅完了です
いやぁ… 長かった
あとは家まで15kmほど自転車走らせて帰宅ですね(白目)
お花見より生きて帰宅
— 既望路 (メモ:接着剤購入 (@after_full_moon) 2015年4月2日
やっと帰ってこれました
京橋駅から大阪城をぐるぐる回って、梅田、西九条、弁天町と周り天保山へ
そこからまた北上し環状線と合流すれば今度は線路沿いを東へ
新今宮から難波に寄り道し天王寺、また難波に戻って天王寺、そこから一気に北上
列車で45分の道のりを15時間たっぷりかけて回った、そんな旅行でした
自宅までの往復を含めた距離は102km、東京~熱海に匹敵ですね
とまあ、京橋駅から逆時計周りで環状線全駅の紹介と、大阪の各観光地の概要をまとめてみましたが如何だったでしょうか
(ほぼWikipediaまとめただけですが)
一応駅舎全部撮って、一駅一駅軽く紹介していこうというのはこの日から思っていたわけですが、まさかここまで大変だとは思いませんでした…w
(そして5ヶ月も経っていることに驚き)
せっかく寄ったんだし紹介していこう、という気持ちもあるのですが、大方はいつもの「せっかくだし調べてみよう&忘れないようにここにメモしておこう」パターンですので、箇条書きめいたものになっています(
(ノートもメモも質より量なのですよ)
まあ、これを機に少しでも環状線の駅や周辺観光地に興味を持っていただければ、休日返上して調べ上げた甲斐があったものです
第一回の大阪城編から5回に渡る記事、拙い文章が永遠と続いておりましたがそれでも読んでくださった方々、コメントを下さった方々ありがとうございました!
(特にコメントは記事を書く大きな原動力になっているので大変ありがたいですっ…)
お腹をすかせてお待ちくださいませ(
では、以上!