ぶらり晩秋、古都巡り ~その1 秋色の中の縁結び、祈りを込めた嫉妬心~
どうも、艦これの春イベ詰んだ既望路です。
そりゃ、冬イベのダメージ引きずったまま突撃すれば詰むわけで。
夏までにはしっかりとバケツと資材を蓄えておきたいところです。
(あとは育成)
というわけで久々の更新となります。
一週間過ぎ、二週間過ぎ、あっという間に5月も終わりです。
(あれっ…もう6月ですか、大学まだボッチですぞ)
まあ、ボッチライフは分かり切っていたことなので、本編へと参りましょう。
今回は葉が色づく晩秋の出来事。
綺麗な紅葉を見に、京都へ紅葉狩りです。
では、どうぞ
2014年11月15日 (懐かしい年号だ)
午前7時、京都へ行くならこちらのお京阪ですね
今ではすっかり数を減らしてしまった急行に乗り込み、向かう先は京都出町柳
2200系もかれこれ50年です。
(そして今では51年…( ( )
京阪の子会社です。
そういえば、京阪線がこの叡山電鉄に乗り入れようという計画もあったようで…
(2600系に2両編成が組み込まれているのはそのためだそうで)
こちらの赤く可愛いのは八瀬行き
今回向かうのは鞍馬方面です。
やってきた二両編成に乗り込み、いざ出発。
岩倉以降は山が近くなり、京都の山奥へと進んでいきます…
そして市原を過ぎると列車はゆっくりと徐行…
そして窓に広がるのは…
赤と黄色に彩られた車窓でした。
これが叡電名物「もみじのトンネル」です。
800系(きらら)は窓が大きく広がっており、この紅葉がよく見えるようになっています。
皆さんも一度、ガタンゴトンと揺れる小さな列車に揺られ窓いっぱいに広がるもみじを堪能されてはいかがでしょうか
紅葉デートですかね(黙
はらりと落ちた紅葉
さきほどの列車が戻ってきました。
改札へ向かう途中もたくさんの紅葉で彩られていました。
木々を仰ぐと、秋色の世界
さて、進みましょう
貴船の川と紅葉
輝く木々と、静かに流れる川
どこかに野生動物がいそうな、そんな場所です。
木々に彩られた渓谷を、小さなバスが走っていきます。
東方風神録を彷彿とさせる、そんな光景です。
守矢神社はないですが、別の神社がこの先にあります…
眩しいぐらいに、秋色
静かな渓谷を一人歩みます。
苔むしたガードレールもいい雰囲気を放っています。
ちゃんとバスは来ます
朝日をいっぱいに浴びる景色が幻想的です…
山は神秘的ですね…
きっと神様が宿っているのでしょう…
紅葉の道の先にはこんな石柱が
ここが今回の目当ての一つでもある貴船神社です
全国各地にある貴船神社の総本社です
ここは、連なる灯篭で有名ですね
(恋物語か何かでも出てきた気がします)
上から一枚
ここの貴船神社には高龗*1神という水を司る神様が祭られています。
そのため地名は「きぶね」と読みますが、神社の名前は「きふね」と濁らない読み方になります
山奥ということもあり、神秘的です。
こちらは天乃磐船というもの
人と人、文化と文化を結ぶ船、縁結びの神社にはピッタリですね
天符「天の磐船(以下略)」
残念ながら、この神社の磐船と布都ちゃんのスペカとは関係がありません…w
物部布都ちゃんのスペカの磐船は大阪府の磐船神社に縁があります。
この神社に祭られている饒速日*2という神様は、物部氏の傍系の一族である"肩野物部氏"の氏神でした。
物部布都ちゃん → 物部氏 → 肩野物部氏 → 饒速日 → 磐船神社 → 天の磐船
東方も奥深いです…
まあ、この磐船神社の最寄り駅が最寄りの路線なので、いずれ訪れた時に詳しくお話ししましょう…
話を戻して奥の方へ
二種類の木が一緒に生えている不思議な木
杉と楓の連理木だそうで…
連理木は縁結びや夫婦円満の象徴でもあります…
流石縁結びの神社として名が高い貴船神社ですね
ただ、心ほっこりとする縁結びの神社では終わらせないのがここ貴船神社
貴船神社の貴船明神が降臨したのは「丑の年の丑の月、丑の日の丑の刻」
見事に丑が並ぶことから、この時間に参拝すると願いが叶うと言われていました。
が
なぜかその願いが「呪詛」に代わってしまいました。
丑の刻に神社へ参る
もうお分かりでしょう
ここ貴船神社は、有名な丑の刻参り縁の地でもあります…
丑の刻参りといえば、宇治の橋姫伝説
嫉妬深い一人の女性がこの貴船神社で「あの妬ましい女を殺したい、どうかわたしを鬼にしてくれ」と丑の刻参りをした
すると貴船明神は宇治川に21日間浸かるよう彼女に告げ、彼女は言われた通り行った。
そして鬼と化した彼女は呪った女性や彼女を嫌った男性、挙句には老若男女問わず憑り殺した
やがてある夜中、源綱という武将が京都の一条戻り橋を通りかかると一人の美しい女性が声をかけてきた。
「夜がすっかりと更けてしまって一人で帰るのは恐ろしい、どうか家まで送ってはいただけないでしょうか…?」
綱は「分かりました、それでがお送りいたしましょう」と承諾すると女は鬼に姿を変え「行き先は愛宕山だっ!!」と叫び源綱の髪を掴み愛宕山へと飛び去った。
連れ去られた綱は鬼の手首を刀で切り落とし、北野天満宮に落ちた。
その鬼こそが橋姫であった。
諸説は色々ありますが、まあこんな感じのお話です。
(橋姫ではなく、酒呑童子という説も)
ちなみに、ここに出てくる源綱は日本最恐の鬼、酒呑童子*3を討伐したメンバーの一人でもあります。
まあ、そんなおっそろしい鬼である宇治の橋姫
Google画像検索で検索してみると…
おっそろしいお面(夜中に見るんじゃなかった)に混じって、何やら可愛らしい少女も混じっています。
昔の記事でも軽く触れましたが、東方地霊殿2面ボス「水橋パルスィ」の元ネタともいわれています。
(まあ、たくさんいる橋姫の中で宇治の橋姫と繋げる要素は、丑の刻参りのスペカぐらいですが)
彼女もまた、嫉妬深いです。パルパル
京都は東方ネタに満ち溢れていますね…
さて、なんの話だっけな
風神録や物部布都や伊吹萃香や水橋パルスィなど、東方ネタをひっぱり出せばキリがありません…w
源綱が鬼に出会った一条戻り橋、これも上白沢慧音のスp…(キリがないのでいずれの機会に)
話をグイッと戻します。
ここ貴船神社は水の神様を祭る神社であり、縁結びの地、そして丑の刻参り縁の地でもあります。
京都の洛中からはかなり離れていますが、機会があれば叡電に揺られて是非訪れてみてください。
(京阪出町柳から30分ほどです)
さて、貴船神社の参拝を終えた後はどこへ?
せっかく山奥まで来たので、もう少し探索します。
行き先はこちら、鞍馬寺
本殿まで1.4kmほどありますが、気にしない。
この1.4kmにはどんな光景が広がっているのか
それは次回のお楽しみといたしましょう…
いつもは5000文字~10000文字ぐらい書いていますが、今回は短めの3000文字
まあ、歴史関係の話が多めだったのでこの方がいいでしょう…w
次の更新はいつになるやら
できれば明日には少し進めておきたいですね
まあ、気分によって左右されるでしょうが( (
(明日は京阪の方へ行くので)
なんだか締まらないので、次回予告を少し
「続く山道と歴史の跡道、1000年前を振り返りながら前へ」
「秋いっぱいの山奥に佇む鞍馬寺、言葉はいらない感じるんだ」
「そして乗り込む日本一の鉄道、貴重な鉄分でもあります」
まあ、次回も楽しみにしていただければ幸いです。
では、以上。