秋風に吹かれ、ぶらり摂津自転車旅 ~その1 川沿いの果ての夢跡地、最速の加速力を叩き出せ~
どうも、珍しく二日連続更新にチャレンジしている既望路です。
(結論から述べると、無理でした( )
まあ、やることはあるんですけどね…w
(講義のノートまとめたり、バイト探したり…)
まあ、こっちの方も早く進めておかないと不安なので進めちゃいます。
(あとどれぐらいの記事があるかと見てみると、結構凄い量でした)
未だ余震の続く熊本、始めは大した被害もなく内心ホッとしていましたが、二度目の本震で事態は一転。
不安、そして心配ですね…
残念ながら私にはそう言うことぐらいしかできません…。
数々の文化財も崩れ落ち、ショックも大きいです…。
是非自衛隊をはじめとする機関の方々には頑張っていただきたいものです。
そして下手な自粛は帰って逆効果という3.11の反省も踏まえ、私はいつも通り過ごそうと思います。
ということで本編へと入ります。
時は2014年10月26日
何か月前か、数えるのも恐ろしい…
先月奈良へ行ったその自転車で今度は東へと向かいます。
東にあるもの
いいえ、県境を越えた兵庫県で御座います(
またしても県境越え、奈良県ならともかく(生駒山を越えればなんとかなる)兵庫県はキチガイ染みている
そんなことも言われましたなw( (
私がいるのが大阪府北東部、旧令制国でいう河内国に当たる地域です
そこから兵庫県へ行くとなると、これはもう大阪府横断になります。
まあ、そんな大した大きさではない大阪
そこを横断するといっても精々20~30kmです
「これぐらいなら兵庫入りもできちゃうんじゃないか…?」
そんな考えで乗り出した自転車兵庫旅
果たしてどこまでいけるのか
どんなバカげた旅物語をご覧くださいな
天気は晴れ
京阪線沿いをずっと走り(線路沿いは交差点が少ないので走りやすい)、やって来たのは淀川
北へ行くなら第二京阪沿い、東へ行くなら淀川沿いが安定します。
見えたのは綺麗なA型が美しい「豊里大橋」
十人の話を同時に聞く程度の能力は御座いませぬ
橋もよくよく見てみれば色々な種類があるもので
ここからはずっと淀川沿いを通っていきます。
「淀川は汚い」
大阪人の中では常識です。
これを飲み水にしているんだよな…
続いて見えた橋がこちら「菅原城北大橋」
こちらもカッコいい橋で
このピンと張ったケーブル、このケーブルの張り方も橋によって色々異なります
さて、この橋
とあるアニメの1シーンにもちゃっかり登場しています。
私もパジャマ姿の委員長を荷台に乗せて、この橋を…(ry
まあ、まずは吸血鬼に出会わないといけないようなのでやめておきます。
そんな夢物語は置いておいて、淀川を下っていきます。
続いて発見したのはこちらの橋
「淀川橋梁」という名前ですが、一般的には「赤川鉄橋」の名で親しまれています。
「赤川鉄橋」といえばご存知の方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
そう、こちら列車と人が一緒に渡れる橋、として有名ですね
貨物線時代は単線でしたが、おおさか東線として開業するときには複線になっています。
貨物線時代が気になる方はYouTubeで探してみてはいかがでしょうか
人道部分も今や面影なし
ちなみに先月訪れた時にはすでに線路が敷かれていました。
横から除く赤川鉄橋
こちらはトラス橋でしたかな
懐かしの赤川に別れを告げ、さらに川下へ
伊丹空港が近いので、すでに車輪を出した飛行機が頭上を飛んでいきます。
一級河川 よどがわ… って 待てい、誰やねん
阪急千里線の鉄橋
こちらも綺麗なトラス橋です
そしてこちらは東海道本線の上淀川鉄橋
大阪屈指の有名撮影地です
長編成もすんなり入る、そんな場所です。
新大阪~大阪にある橋ですが、行くのであれば地下鉄御堂筋線の中津から歩くのが一番近いですかね
昔は日本海やトワイライトを撮る人であふれかえっていましたw
(100人撮っても大丈夫、そんな撮影地)
秋なので綺麗なコスモス(?)が咲いています。
適当な橋を渡り、再び川下へ
見えてきたのは阪急線
マルーン塗装の車両がひっきりなしにやってきます。
並走バトルもガンガン繰り広げているので、見ていて飽きない場所です。
長らく一緒にいた淀川(寄り道や撮影含め2時間)ともお別れ
淀川大橋を渡ってきた国道2号線と合流して、いよいよ兵庫県方面へ
阪神電車の姫島駅
姫島というと彼女を連想します。
ただそれだけ(
なんだかんだで兵庫県入りです
この尼崎市は兵庫県にあるのに、市街局番は大阪と同じ06、電話の料金も大阪扱いという本当に兵庫県那のか疑わしい市(
色々話はありますが、有力なのは大阪市と経済的な結びつきが強かった尼崎市が電話料金を安くするために*22億円もの資金を費やし尼崎市にも大阪市と同じ市外局番を手に入れたとか
まあ、そんな尼崎市を自転車で駆け抜けて行きます
とおくにそびえる六甲山(多分)
この道路をひたすら直進
武庫川を超えるとそこは西宮市
尼崎市は特に何もなく過ぎてゆきました…( (
この西宮市が今回の目的地で御座います。
西宮といえば?
パッと思いつくのは「新快速通過」
これは酷い
まあ西宮市にも皆さんの知る、有名な名所がいくつかあります。
後ほど、登場するでしょう…
南へ少し寄り道です。
よくあるような道路をただただこいで行くと…
デデン
皆さんおなじみの阪神甲子園球場で御座います。
周囲には虎柄のファンがいっぱいいます。
テレビでよく見る照明
ツタもいっぱい
全国中等学校優勝野球大会*3の開催地として作られたここ甲子園球場。
元々は箕面有馬電気軌道*4の所有する球場で行っていましたが、規模しょぼいのですぐに別の場所へ (阪急涙目)
ここで出てきたのが阪神電鉄*5、第三回以降は阪神の所有する運動場で行われましたが、これまたキャパオーバー
これじゃいかんと思った主催者の朝日新聞
朝日「早く新しい球場を作らなくては」
朝日・阪神「ん?」
朝日「利害が一致したようですね」
阪神「せやな」
こうして突 貫 工 事でできたのが阪神甲子園球場。
できた年が丁度甲子年という60年に一度の縁起のいい年*6だったので、甲子園大運動場と命名
球場を作っただけで満足しないのが阪神電鉄
(満満足♪ 一本満足♪)
甲子園球場の周辺に水族館やら遊園地やらを作りまくります。
大層賑やかだったことでしょう
しかし時は1940年代
ついにやってきた太平洋戦争。
当然のんきに野球をやっている余裕などありません
観客が野球を観戦していた席は、航空機を打ち落とす高射砲*7に
球児たちが駆けたグラウンドは芋畑に
川西航空機の工場もあったことから甲子園も何度か攻撃に遭い、現在でも弾痕の残った鉄扉が甲子園展示館に保存されています。
甲子園の前に建てられた三代目野球塔
この野球塔は高校野球大会を記念して建てられたものです
ここには無数の夢が埋まっているのですね…
(野球部の青春の跡地でしょう)
2014年開催の第96回に至るまでの優勝校が刻まれていました。
1918年の「米騒動のため本大会中止」に歴史を感じます。
時代は第一次世界大戦が繰り広げられてた1910年代
シベリア出兵*9による米の買い占めと、それによる米価の急騰
これに対して運動を起こしたのが富山のお母さま方
これが徐々に全国に広がり、最終的には悪徳業者の焼き討ち*10や米問屋の打ちこわし、遊郭の放火などといった過激なものに
これに対する軍隊、ダイナマイトで応戦したりと数人の死者も発生。
全国で何百万という人が騒動を起こす中で野球大会が行えるか
否、危険すぎる。
球場の近くで焼き討ちがあったりと治安も悪かったので、やもえず中止
そんな歴史がここには刻まれています。
他の所には「戦局の深刻化に伴い中止」など高校野球の歴史の重みを感じる文字が刻まれていたり
興味がある方は一度覗いてみてはいかがでしょう。
阪神電鉄が所有する球場
阪神タイガースの本拠地が甲子園球場である理由もお分かりでしょう。
そうして今日も虎柄の旗が風に揺られているわけで
野球はさっぱりですが、西宮の有名な観光地(?)ということで訪れました。
甲子園探索後は阪神線沿いに走行
丁度列車が見えるので、ここでしばし撮影をします。
阪神の顔でもある8000系
タイガースの旗を掲げているあたり、抜かりないですね…w
特急、急行運用にわんさか就いています。
青色の車両は基本、普通運用に就いています。
そしてなんだかレトロな雰囲気が漂う彼が5000系
そう、彼こそが阪神の中でも唯一4.5km/h/sを出す車両
そしてジェットカーの顔でもあります。
(私が勝手に思っているだけですが)
ジェットカーとは一つの愛称で、阪神の加減速に重きを置いた車両につけられています。
(現在は5000系、5500系、5700系でしたかな)
近鉄で言う「ラビットカー」
京阪で言う「スーパーカー」のようなものです。
この加速度4.5km/h/sは結構デカい数字です…w
東海道新幹線のエース、N700系は2.6km/h/s (新幹線だししょうがない)
JR西の看板特急、683系は1.8km/h/s (速度重視だししょうがない)
国鉄通勤型電車の顔、103系は2.0km/h/s (国鉄だししょうがない)
通勤型電車といったらこれだ、E231系500番台は3.0km/h/s (どうしたJR東)
JR西の通勤型といえば彼、207系は2.7km/h/s (なんてこったい)
赤いハマのあんちくしょう、京急1000系で3.5km/h/s (あの京急が…!?)
元祖高加減速車両のラビットカー、近鉄6800系でも4.0km/h/s (惜しい…)
同じく高加減速車両のスーパーカー、京阪2000系も4.0km/h/s*11
そして阪神5000系が驚きの4.5km/h/sである…
関西に来た時は梅田駅にもどうぞ
もしかしたら彼がホームで出迎えてくれるかもしれませんね
(5700系が増備されたら駆逐される可能性が微レ存)
山陽電鉄も直通しています。
梅田(大阪)~姫路を結ぶ直通特急
彼(223系好き)に曰く、新快速の方が速いと(
そこまで言うのであれば調べてみようじゃないか
いつもいつも新快速が速いと思ったら大間違いだぞ…
区間:梅田~姫路
所要時間:1時間35分
評定速度:57.9km/h
JR西ご自慢、新快速
区間:大阪~姫路
所要時間:1時間2分
評定速度:85.1km/h
前言撤回。
山陽も頑張ったよ… うん
ただ山陽も負けていられない部分がある。
それがこちら
阪神梅田→(阪神本線・神戸高速鉄道・山陽電鉄本線)→山陽姫路:1280円
大阪→(JR神戸線)→姫路:1490円
料金です。
まあ、速度で勝てない私鉄が料金やサービスで対抗するなんて話はよくあることで
まあ、たとえ少し高くてもサンダーバードで敦賀に行くよりも新快速で敦賀に行くことを選ぶ某友人なら、振り替え輸送でもしない限り新快速を選ぶでしょう…w
私なら行きと帰りを分けるまでですが(
まあ、そんな余談は置いておきましょう。
阪神と山陽の2ショット
山陽もちゃんと虎マークを掲げています。
南海が鷹を掲げたりなんて時代もあったのですかね
大阪といえば阪神ファン
というイメージが強いですね
オリックスの本拠地が大阪の京セラドーム
しかし、周りにオリックスファンはおらず
だいたいが阪神ファンな気がします。
(阪神が試合で曖昧なアウトを食らうとリア垢のTLが怒りに満ち溢れる)
まあ、野球がさっぱり分からない私にはよくわからないことです(
野球好きのメープル氏ならきっと分かりますかね
まあ、野球のことはさておき
(何も知らないくせに適当なこと書いてたらファンから怒られるぞ)
山陽とも直通していますが、近鉄もやってきます。
山陽は大物から梅田へ、近鉄は大物から難波へ
阪神は関西圏では珍しく、梅田と難波の2つのターミナル駅へ線路が続いています。
(阪急は梅田、京阪はほぼ梅田*12、近鉄は難波、南海は難波)
阪神の大物~三宮に行けば、この三社の車両が見れるでしょう。
これにて撤収。
という訳で今回はここまで
やはりなんだか調子が出ない、そんな気がします。
昔のことだから?
どうでしょう。
まあ、その内戻ると願っておきましょう
次回は後編(その2ではなくて後編ですよ!その2ではなくry)
ええ、完結させて見せますとも
といっても、内容自体そこまで残っていないのですぐに終わるんじゃないかな…
(実は一回で終わらせようとしたが、予想以上に甲子園に時間を食われたのは内緒)
お次は西宮の少し有名な場所へ
そしてもう一つの西宮の顔、日本だけに留まらず世界へ名を知らしめる物とは…
せっかくここまで来たんだ、すぐには帰らない!
あの私鉄も少し登場です!
(阪神と来れば…)
乞うご期待!
明日元気ならば更新します。
(早く進めないと、記憶が抜け落ちる…( ( )
では、以上。