晩夏の古都サイクリングNo2 ~1300年の歴史此処に在り、其処交うのはスズメバチ~
どうも、さっそく生活リズムが怪しくなってきた既望路です
本日はモーター好きから在宅鉄の青春18切符を預かるついでに、223系好きも呼んで遊んでいました(
他愛のない話題で盛り上がり、動画を見たり、菓子を摘まんだり、高校生活を振り返ったり、軽く旅行計画*1を立てたり…
時間が流れるのもあっという間でした。
「また東京に行きたい」
そう思っていたのは自分だけではなかった模様です
(東京は関東の広義的な意味で)
そういう訳で早くその卒業旅行の記事に追いつくために、記事を進めて行きます。
さてさて、半年以上ぶりにやってきた古都サイクリング編
覚えていますでしょうか?
正直自分でもry
復習程度にどうぞ(
長くなりすぎても疲れるでしょうから、サクッといきます。
こんにちは平城京
唐の長安を模範にした条坊制*2を持つ都、というのは教科書でもしっかり書かれていることで
藤原京から遷都された710年以来、途中放棄*3されることもありましたが784年の長岡京遷都まで日本の中心として栄えました。
平安京時代に平城上皇が再びここに遷都しようとしたが、嵯峨天皇に阻止されるなんてことも(薬子の変)
奈良時代は貴族同士の争いが絶えないので、覚えるのが大変です…
自転車を推し進め、中へと入ります
広いっ…
さすが「何と大きな平城京」といわれるだけのことはあります。
ちなみに、「何と」は京都遷都後の平城京の呼称である「南都」にかけられていたりします。
有名な語呂合わせは結構奥深いです。
広々としています。
この広大な場所も平城京のほんの一部。
この赤いくくりが平城京
その上部にある小さなくくりが平城宮(大内裏)、さらにその中にある黄色い四角が写真に写っている大極殿と前庭です(多分)
平城京がいかに広いか、お分かりいただけたでしょうか…?w
実際に平城宮の南北を自転車で走ると分かりますが、ここだけでも十分広いです…w
近づいてもう一枚
あら可愛らしい(
こちらは2010年に復元された第一次大極殿
平安京遷都(710)~恭仁京遷都(740)にかけて使用されたらしいです。
ものすごい近代的な、バリバリのバリアフリー通路を渡って大極殿内部へ
昔、ここで政務や儀礼が行われました。
(建物は復元ですが)
色々資料を眺めて外へ
自転車君とも一枚
広大な平城宮跡
文化庁が遺跡の整備、復元を進めるこの土地は歴史研究においても重要な場所
国が全費用を負担しているようで…
1300年前の人たちはここでどのように生活していたのだろうか…
長い長い時を経ても、ここに残る遺跡
彼らは今、どんな気持ちでこの変わりゆく世界を眺めているのだろうか…
遺跡はそこにあるだけ
感じるのは私たち…
1300年の時の流れの中で、そっと耳をすます…
ここであった出来事
ここで決められた政策
昔の人も、ここで頭を悩ませたのだろうか…
国のため、己のため…
奈良で耳澄ます、人間の営みを
奈良というこの場所
そして自分の今立つ、ここが
今の日本を作る、重要な足跡…
そんな場所を…
_人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 颯爽と駆け抜ける近鉄線が!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
ええ、ここ国営公園化も決まっているのに真ん中を近鉄奈良線が堂々を貫いています…ww
まさか、近鉄は遺構のど真ん中を突っ切る、大胆な会社だったのか!?
と思いますが、そんなことはないです。
当時、近鉄奈良線(当時は大阪電気軌道の路線)が敷かれた場所はただの田んぼ
そう、平城宮の保存が本格的に始まったのは奈良線開通の後でした。
いざ発掘してみればすでに近鉄さんが通っている場所じゃぁありませんか
そして、なんだかんだで「平城京の見える車窓が奈良らしい」ということで今もこうして真ん中を貫通しています。
もし、奈良線を利用する機会がございましたら、大和西大寺~新大宮は少し車窓に目を向けてみてください。
そんな奈良線にもう少し近づいてみることに
踏切より22000系の朱雀門との2ショット
遺構の中をブンブン飛んでいます。
これが奈良の景色
こちらの踏切、平城遷都1300年祭の際に作られた踏切で特別に設置*7されたらしいです
近鉄の踏切の名前は原則「駅名+番号+道」ですが、ここは「朱雀道踏切道」という名前
そんなちょっと特別な踏切でもあります。
大極殿と30000系(?)
ついつい絡めたくなります。
シリーズ21… 5820?9020?9820?
パンタグラフが見えないので2両編成の9020は無いとしましょう…
うむ、分からん(
阪神乗り入れステッカーらしきものは見えますが… 乏しい知識じゃこれ以上は無理ですね( (
1998年に復元された朱雀門
平城宮へのメインの入り口ですね
自転車と一枚
ペットボトルホルダーを何とかしたいですね…w
次はいよいよ奈良市街地です。
とまあ、今回はここまでとさせていただきましょう。
いつもより短いですが、短く、多めに
そんなペースで行ってみようと考えています。
なので続きも早めに出しておきたいですね
いよいよ次は奈良市街へ、そして有名なお寺にも
右を見ても○○、左を見ても○○!
どうぞ、ご期待ください。
では、以上!